2023/10/10 11:24
採蜜は蓋蜜になってから、だから加熱・乾燥処理はしない

巣に年季が入っているのと、ピントがずれていることについては、ご容赦ください。
防護服を着ての撮影は難しい、涙。
アトリエミツトパンのこだわりの一つは、蓋蜜のみを採蜜すること。
蓋蜜とは、ミツバチが「永久貯蔵の準備OK」と合格点を出した蜜のこと。つまり、はちみつの濃度が一定まで上がり、さらに有機酸が蓄えられることでpHが一定まで下がったはちみつのことです。
このはちみつを私たちは「蓋蜜」「完熟」と表現します。
アトリエミツトパンはこの蓋蜜のみを採蜜します。
実はこれは、大変、作業効率が悪いです。
まず蓋蜜になるまで待つ間に、花の開花時期がほぼ終わってしまいますから、採蜜は一回だけ。一般的な養蜂に比べると採蜜量が極端に制限されます。
蓋蜜は単純に重いので、採蜜の際に蜜枠を運びにくいですし、蜜自体の粘度が高いので遠心分離機にかけても、しぼりにくい。さらに毎度毎度、蜜蓋を切り落とす作業が入るので、仕事はいっこうにすすみません。
さらに、盛り上がった蜜蓋を切り落とすたび、蜜蝋のカケラが蜜の中に落ちるので、絹ごししても、稀に微細なカケラがはちみつの中に残ってしまうことがあり、これもデメリットと言えるでしょう。
それでも加熱・乾燥処理はしたくないので、時間をかけて採蜜します。
微細な蜜蝋のカケラなどについては、どうかご容赦ください。
